ガンダムに登場する小惑星アクシズ 知っているようでよく知らなった

アクシズ

アクシズ。
小惑星基地もしくは、そこを拠点としたジオン公国残党による組織。

Zガンダム、ZZガンダムどちらにも関るハマーンの本拠地ですが、どうも『アクシズ』といわれると逆襲のシャアのアクシズ落とし、その後のラストの印象が非常に強いのではないでしょうか。

そんなアクシズについて、組織としてのアクシズではなく小惑星としてのアクシズについてみてみましょう。
メイン画像:4Gamer.net

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ジオン公国時代のアクシズ U.C.0072

ジオン公国が火星と木星の間のアステロイドベルトにある小惑星アクシズでの基地建設に着手します。
宇宙要塞ソロモンおよびア・バオア・クーを地球圏に送り出す際の司令基地として、また、木星ヘリウム輸送船団の拠点としても利用されていた。

ジオン公国敗北の後のアクシズ U.C.0080~

ア・バオア・クーでの決戦で敗れたジオンの残存兵や亡命者の多くはアクシズを目指します。
アクシズに到着するも、3万人に及ぶ移住者を収容できず、到着後2年余りは宇宙艦での生活を余儀なくされた。

その後もジオン公国の残存兵力や技術者、ジオン共和国からの亡命者など人口の流入が続き、総括責任者マハラジャ・カーン指揮の下、小惑星アクシズの要塞化、兵器の研究開発と並行して小惑星モウサの居住区画拡張が行われた。

同年12月、ミネバ・ラオ・ザビのジオン公国公王継承式を行い、ジオン公国王女として擁立。まだ幼少であったため、実権は引き続きマハラジャ・カーンにあった。

と、ここで登場するマハラジャ・カーン。
あのハマーンカーンのお父さんで『機動戦士Ζガンダム』設定上に存在した人物。

この後、ハマーン・カーンが摂政となり、事実上のトップとなるまでの話は『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』で書かれていますが、公式設定されているものではありません。

デラーズフリートとアクシズ U.C.0083

先遣艦隊がデラーズ・フリートと接触しノイエ・ジールを提供。
そう、ノイエジールはアクシズ製です。

紛争集結後はデラーズ・フリート残存兵力を収容しつつ小惑星アクシズへと帰還。
カリウスもアクシズに行ったのかしら。

アクシズ地球圏へ向けて発進 U.C.0086

核パルスエンジンを用いて、小惑星アクシズ自体が地球圏に向けて発進、U.C.0087、アクシズは地球圏に到達。

本小惑星を拠点としたジオン公国残党はアクシズと名乗り、エゥーゴとティターンズとで争われていたグリプス戦役に、どちらの勢力にも与しない第3勢力として関わった(Zガンダムの話)。

グレミー・トトの反乱 U.C.0088年

第一次ネオジオン抗争で、グレミー・トトの反乱とハマーンの死で崩壊したネオジオン。
ガンダムZZの話ですね。

地球連邦政府の管理下へ U.C.0089年

地球連邦政府による管理のもと、地球圏に置かれる。

シャアの反乱とアクシズ落とし U.C.0093年

新生ネオ・ジオンはシャアの指揮のもと、小惑星アクシズを地球へ落下させるアクシズ落としを決行するが、ロンドベルの活躍とサイコフレームの共振によるアクシズショックで、地球への落下は阻止される。

サイコフレームの回収 U.C.0096年

分裂後の小惑星アクシズは2つとも地球圏からさらに離れる軌道に乗るり、連邦の監視下に。

その後、小説原作で映像化もされた『トワイライトアクシズ』に、作品のメイン舞台として登場。

小説版『トワイライトアクシズ』の作中に「アクシズの軌道は、計算どおり地球から遠ざかっていっている。
 やがてアクシズは小惑星帯を離れ、このまま誰の手も届かないところまで行ってしまうだろう――。」とあり、その後の行方は不明。

質量兵器としてのアクシズ

グリプス戦役で、アクシズが初めて質量兵器として利用されます。
最初に使用されたのは、ティターンズに対してでした。

ティターンズ総帥ジャミトフとの交渉決裂に対する報復として、ティターンズの宇宙における拠点、「ゼダンの門」(旧ア・バオア・クー)に衝突させ一瞬にして破壊します。

アクシズをティターンズにどーん!引用:りんごのブログ園

つづいて、コロニーレーザー「グリプス2」を奪ったエゥーゴへの報復として、エゥーゴの拠点である月面都市「グラナダ」壊滅のために、アクシズを降下させましたが、これはコロニーレーザーの照射で軌道が変わり失敗に終わります。

アクシズをエゥーゴをどーん!引用:りんごのブログ園

グレミーの反乱とモウサ崩壊

グリプス戦役に続き、アクシズは質量兵器として活躍します。
ハマーン率いるアクシズは「ネオ・ジオン」と名称を改め、地球圏の存亡を賭けた戦いへ移っていきます。
しかし、グレミー・トトが内乱を起こしアクシズが奪われてしまいます。

グレミーは居住区域のモウサを切り離し、ハマーンの拠点コロニー「コア3」(サイド3)へ激突させようとします。
しかし、これはハマーン艦隊の迎撃により失敗に終わります。

モウサをどーん!引用:りんごのブログ園

そこで出番となったのが、アクシズ本体。
グレミーはアクシズ本体をコロニー「コア3」にどーん!

アクシズをコロニーへどーん!引用:りんごのブログ園

アクシズは、コア3へ激突しハマーンの拠点も崩壊、ネオジオンは敗北(自滅?)します。
ハマーンの死後、アクシズ本体は地球連邦政府に接収されネオジオンも解体されます。

アクシズは地球連邦の管理下のもと地球圏に

そして、逆襲のシャアです。
和平交渉の席で、金塊と引換にシャア率いる新生ネオ・ジオンへ譲渡されます。アクシズを手にしたシャアは、アクシズを地球に落下させ人が住めないよう寒冷化させようとします。

アクシズを地球へどーん!引用:りんごのブログ園

しかし、ブライト率いるロンドベルにより、内部から爆破されシャアの思惑は失敗したかのように見えました。が、分裂したアクシズの半分は地球の引力に引っ張られ地球に落下する軌道に乗ってしまいます。

その後は、ご存知のサイコフレームの共鳴による謎パワーでアクシズの地球落下は回避されます。

アクシズショック引用:りんごのブログ園

分裂したアクシズにはまだ続きがあった!話はトワイライトアクシズへ

分裂した二つのアクシズはその後地球を離れていく軌道に乗ったらしく、U.C.0096(ユニコーンガンダム)時点で連邦の監視下にあります。

分裂したアクシズに残っていると思われるサイコフレームをめぐって『機動戦士ガンダム トワイライトアクシズ』が小説として公開されます。その後、1話3分と非常に短いですがアニメーションとしても制作されました。
トワイライトアクシズについてはこちらに書いています。

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