カイシデンのメモリー「デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-」がおもしろい

デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-

『デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-』を読みました。
率直に非常に面白かったです。後から知りましたが、『デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-』は第1弾、第2弾とあり今回読んだものは、第2弾でした。(ちなみにすぐ第1弾も購入)

主人公は、初代ガンダムの登場人物のカイシデン。斜に構えたあのいけすかない感じのカイシデンからみた一年戦争。V作戦の真意や、スレッガーの指輪の話、コアファイターについての考察、ハロの出生など本編のサブ的な話がカイシデンの回想として語られています。外伝といえばそれまでですが「そういった見方もあるのか」と思わせる構成で一気に読みました。

2冊完結なので読みやすく、コミック版に興味がなくても読んでみてほしい漫画でした。
ただ、ブライトノアにスポットを当てた『虹にのれなかった男』と同じように、モビルスーツでの戦闘は一切ないです。

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デイアフタートゥモロー カイ・シデンのメモリーよりはこんなお話し

第二次ネオ・ジオン抗争(逆襲のシャア 宇宙世紀0093年)から12年後、宇宙世紀0105年が舞台の物語。
サイド3のズム・シティ(元ジオン公国)に建設された「一年戦争記念館」。そこで開催されるイベント「ホワイトベース展」にカイ・シデンがゲスト(というか展示内容に間違いがないか確認するためのアドバイザー)として招かる。

デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-画像:デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-

一年戦争時の展示物を確認しながら、それぞれの展示物にまつわるカイシデンの回想が語られます。

ちなみに、amazonの「なか見!検索」から、どんな雰囲気か試し読みできるので、覗いてみるといいかもしれません。
上のまとめ買いからは「なか見!検索」が使えないので、下の1巻もしくは2巻から見る事ができます。

興味深い展示品とその考察

コアブロック、ハロ、乗員の制服やパイロットスーツの色が何で違うのか、など本編ではほとんど語られなかった(というか当時はそこまで詳細な設定をしていなかったであろう点)モノにスポットがあたっていて面白いです。

こういった展示品に対して、カイが当時の回想と共に考察がされていく感じです。

カイシデンのレポートに登場する思わぬ人物たち

ウォンリーや、ジョブジョン、ロイ・ユング(ガンダムF91のMS博物館の館長)など思わぬ登場人物たちに「おお」と思ったりします。他にも回想シーンでカイとスレッガー、セイラさんなど、本編での絡みとは別の興味深いやりとりも描かれています。

そうそう、ロイさんはこの方ね。ガンタンクR-44でさっそうと登場し、さっそうとご退場いただきますが。。。
ロイ・ユング画像:にわかガノタのしがないブログ

カイシデンのレポートは第1弾、第2弾の全4冊

最初にも書きましたが、カイシデンのレポートコミックは2種類あります。
第1弾が『機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー カイ・シデンのレポートより』で、新訳Zガンダムの公開にあわせて連載されていた作品と、今回私が読んだ第2弾『機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより』の初代ガンダムの話を踏襲する形の作品です。

興味があればどちらからでも楽しめる作品かと思いますが、『機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより』の方を個人的にはお勧めしておきます。

第1弾の『機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー カイ・シデンのレポートより』については、また別の機会に。

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