ファンネル、ビット、ドラグーンシステム、ファンネルミサイル、Gビットなど、どれもガンダムに登場する誘導兵器。そこで、よく「ファンネルとビットって何が違うの?」と話にあがるので調べみました。
前提として、ファンネル、ビットという呼び方は宇宙世紀に登場する兵器の呼称です。とりあず宇宙世紀をベースとして、それ以外のアナザーガンダムの誘導兵器(ドラグーンとかGビットとか)は別ってことで。
画像:ゲーム兄弟の垂れ流し後悔日誌
ファンネルとビットの違いの前に簡単にサイコミュ兵器について
ファンネルとビットの違いの前に、サイコミュ兵器を知るとファンネルとビットの違いがわかりやすくなります。
サイコミュ兵器とは
サイコ・コミュニケーターというシステムを利用した兵器の事をさします。
脳波を利用して制御する兵器ってことです。
そして、サイコミュ兵器には有線型と無線型があります。
有線型サイコミュ兵器
線で本体と繋がっているサイコミュ兵器。インコム。
脳波の微弱な普通の人でも使えます。
ドーベンウルフとか、ハンマハンマ(腕が伸びる)、ローゼンズール(腕が伸びる)とか。
ブラウ・ブロ、ジオング(腕が伸びる)とかも含まれるのかしら?
無線型サイコミュ兵器
線がないサイコミュ兵器。ビット、ファンネル。
脳波の強いニュータイプ、強化人間用兵器。
ビットはエルメス、ファンネルは、キュベレイや、ゲーマルク、ヤクトドーガ、サザビーとか。
ファンネルとビット違いは何?
ファンネル、ビットともに無線型のサイコミュ兵器という事がわかりました。
では、具体的にビットとファンネルの違いを
・エネルギー供給方法
・稼働時間
・兵器としての威力
・大きさ
から見てみましょう。
ビットの性能
ビット初登場は、機動戦士ガンダムのエルメス。
というか、実は「ビットと」いう呼称でよばれるのはこれが最初で最後(のはず)。
ビットのエネルギー供給方法
ビット自体がジェネレーターを積んでいて、本体エネルギーで稼働する。
ビットの稼働時間
内臓のジェネレーターから供給するため、長時間の稼働が可能。
ビットの兵器としての威力
内臓のジェネレーターから出力するため、高出力のビーム兵器。
ビットの大きさ
エルメスのビットで8.4mとかなり大型。
ビット1つがガンダムの半分くらいのサイズ。
サイズを比較してみるとドップが群がってくるイメージですな。
ビットってどうなの?
ビット本体が大きいため、攻撃を察知され回避されたり、撃墜されることも。とはいえ、アムロのようなニュータイプだからこそできた芸当で、一般兵にはまず無理。
また、製造費、運用費とコストが大きく導入の難しさもある。
つまり『威力の高い兵器だが、サイズが大きく、製造、運用コストを考えると扱いにくい』。
これがビットです。
ファンネルの性能
ファンネル初登場は、Zガンダムのキュベレイ。
正式名称は『ファンネル・ビット』が、ややこしいので『ファンネル』とします。
また、ファンネルという呼称は、漏斗(英表記でファンネル)に似ていることに由来しています。
引用:生活の木 ガラスロート引用:りんごのブログ園 – Yahoo!ブログ
ファンネルのエネルギー供給方法
ファンネルは、充電式のため母機からエネルギーを共有してもらう必要がある。
ファンネルの稼働時間
ファンネル自体で供給できないため、再充電が必要で稼働時間は短い。
ファンネルの兵器としての威力
ビットと比較すると小型化とエネルギー供給の関係で低い。
ファンネルの大きさ
充電式となったことでジェネレータを積む必要がなくなり、小型化に成功。
ファンネルってどうなの?
活動時間がビットより短くなり、威力も高くはない。
しかし、小型化させたことで運用も考えると扱いやすい。
つまり『威力は高くはないが、サイズも小型で製造、運用コストもそこそこで扱いやすい』
これがファンネルです。
結論 ファンネルとビットの違いはエネルギー供給の仕組み
結論、ファンネルとビットの違いは『エネルギー供給の仕組み』にありました。
ファンネルはビットの発展型で、ビットのデメリット(サイズが大きく、製造や運用コストかかる)を改良したらファンネルになったよ!って感じです。
表でまとめるファンネルとビットの違い
簡単!これでファンネルとビットの違いがわかるよ!
ファンネル | ビット | |
---|---|---|
エネルギー供給 | 母機からの充電式 | 自機で発電 |
稼働時間 | 短い | 長い |
威力 | 低い | 高い |
大きさ | 小型 | 大型 |
声に出した時の響き | まだいける | 古臭い |
インコム、ファンネル、ビットなどサイコミュ兵器を使う宇宙世紀の機体
せっかくなので、全てではありませんが宇宙世紀でファンネル、ビット、有線兵器を使った機体を見てみましょう。
ブラウ・ブロの有線制御式メガ粒子砲
初登場のサイコミュ搭載兵器!いち早くニュータイプの可能性を見出したジオンの最先端MA!奇抜なデザインもすてき!あの木星帰りの男が搭乗!
有線ワイヤーの長さは小説版によると1km。
引用:にわかガノタのしがないブログ – Yahoo!ブログ
エルメスのビット
エルメス大きい!ビットも大きい!全長8.4mもある。
ガンダムの半分くらいのサイズか。
ジオングの手
そうそう、こう手からビャー!ってビームが!ね!
キュベレイのファンネル
あのシャア(クワトロ)をコテンパンにし、ファンネルのすごさを見せつけた白い悪魔キュベレイさん。
サイコガンダムMr-Ⅱ、シャンブロのリフレクタービット
母機のビームを偏向させる形でのオールレンジ攻撃に使われる他、敵機から放たれたビームを変更させて回避する防御用装備としての側面も持つ。
ガンダムUCのシャンブロも使いましたね。
引用:ろぼ速VIP
ドーベン・ウルフのインコム
有線兵器ですね。スーパーロボット大戦ではお世話になりました。
画像:ろぼ速VIP
ゲーマルクのマザーファンネル
名前の通り大型のファンネルが詰まったボックスを展開し、その中から小型のファンネルが飛び出します。
画像:GUNDAM.INFO | 公式ガンダム情報ポータルサイト
ヤクト・ドーガ(ギュネイ、クェス)のファンネル
逆襲のシャアに搭乗する、ファンネルはこのヤクトドーガとサザビーについては、漏斗型ではなく樽みたいな形状となっています。すでファンネルという呼称が定着していたのか、そのままファンネルと呼ばれています。
画像:ガンダム速報
αアジールのファンネル
α・アジールのファンネルは専用の大型ファンネルです。
そのため、この火力も相当なはず。
しかし、エルメスのビットと同様、大型ゆえに被弾率も高くアムロとの戦闘であったため、次々と撃墜されました。
画像:お陀仏兵器工廠
サザビーのファンネル
ヤクトドーガと同系統のファンネル。コンテナにはファンネルのエネルギーおよびプロペラントの補給機能が備わっているため、連続使用が可能。ファンネルの運用能力の向上と使用可能時間の延長に貢献している。
画像:公式ガンダム情報ポータルサイト「GUNDAM.INFO」
νガンダムのフィンファンネル
アムロの考案したファンネル。
小型ジェネレータを搭載しているので、ビットとファンネルの両方を兼ねそろえた感じか。
しかし、ギュネイさんに放熱板かよ!プッ!って言われる。
画像:GUNDAM.LOG
でも、でもIフィールドとかにもなるんだから!の図。
ユニコーンガンダムのシールドファンネル
シールドとしても機能するし、なぜかビームガトリングガンでの射撃までできる。
最終的にはサイコパワーでビームまで防ぐぜ!
引用:せきゅなな。
ネオジオングの有線ファンネル
指に当たる部位の一本一本は有線ファンネルビットという謎兵器。
この指、敵機や他のメカに撃ち込んで相手の制御システムを乗っ取ることができます。ジェスタを乗っ取ったあれですね。
画像:ブースト速報
ラフレシアのテンタクラーロッド
テンタクラーロッド125本(25×5)を装備しているが、これは先端にメガ粒子砲とチェーンソーを備えた触手型ユニットでネオサイコミュによって制御される。
ちなみに、バグはラフレシアの兵装ではなく、それ本体が『人間の体温と呼気に含まれる二酸化炭素を検知して人間を攻撃するようプログラムされている』兵器です。
クスィーガンダムのファンネルミサイル
ファンネルミサイル思念で誘導できるからミノフスキー粒子散布下でもホーミングさせられる。
サイコミュによる思念誘導を採用したミサイル。ミノフスキー粒子下でも正確な誘導が期待できる他、大気圏内でも問題なく使用可能。
何だかカッコいいけど、コスパが悪そうと思うのは私だけではないはず。
宇宙世紀以外のガンダムで登場するファンネル
ガンダム兵器の代名詞みたいとなったファンネル。
中2病をくすぐるのか宇宙世紀以外のガンダムでも、名称を変えて主人公やライバル機が使う兵器として登場しています。
これが使える機体に搭乗するキャラクターは主要キャラの座を約束されています。
ドラグーン・システム
『機動戦士ガンダムSEED』シリーズに登場。
それでも守りたいものがある人が搭乗するストライクフリーダムガンダムなどが使う無線飛行砲台。
母機に戻って補給する事が出来るためファンネルと同じイメージかしら。
特殊能力が必ず必要というわけではないが、なんやかんや扱うには高い技量が必要で、主人公級のポジションが必要とされる。
GNビット、GNファング
『機動戦士ガンダム00』に登場するファンネルみたいな兵器。
さまざま機体が使用するが、基本的にビットと付くものがソレスタルビーイング(主人公側)、ファングと付くものが(イノベイター側)となる。
GNソードビット
ダブルオークアンタが使用する。
GNシールドビット、GNライフルビット
ケルディムガンダムが使用する。
GNシザービット
ガンダムハルートが使用する。
GNファング
ファングとそのまま『牙』という意味で、ビーム射撃で利用する方法と、先端をビームサーベルのような形状とし貫いたり、切り裂いたりする。
ガンダムスローネツヴァイ、アルケーガンダムが使用するシーンが多い。というか、パイロットのサーシェスがよく使う。
ガデラーザの大量ファング
300mを超える全長を持つ大型モビルアーマーで、154個の大量のファングを搭載。
そのサイズとファングの数から戦艦と無人戦闘機だな。
引用:イノベイター専用巨大MA、ガデラーザを語るスレ – ガンダム速報
スカート・ファンネル
『ガンダム Gのレコンギスタ』に登場するG-ルシファーの兵器。
レコンギスタは見ていないのでわかりませんが、メインスラスターを兼ねているようで破壊されると機動力もなくなるというお粗末な代物に見えるが、どうなのだろうか。
Cファンネル
『機動戦士ガンダムAGE』に登場。
攻撃以外にも複数を組み合わせシールドの代わりとしても使用できたり、ビームバリアを纏った状態で敵へ体当たりするという戦法も用いられる。
νガンダムのファンネルに近い性能ですかね。
ガンダムWのモビルドール
『新機動戦記ガンダムW』のモビルドール。
ある意味ビット、ファンネルの行きつく先としてはあり得るのだろう。
管理者の制御の元、すべてのモビルスーツを機械的に操るわけです。しかし、プログラム通りにしか動けず、それを読まれればただの人形という事になり、敗れ去ります。
ガンダムXのビットモビルスーツ
『機動新世紀ガンダムX』のビットモビルスーツ。
ガンダムWのモビルドールと違い、ニュータイプならば「全ての機体に自分が乗っているように動かせる」という僕の考えた最強の遠隔武器。
こんにちは、∀の兄のターンXです
最後に登場いただいたのは、ターンX。
頭部、両腕、両肩、胸部、背部、腰部(+ウェポンプラットホーム)、両足の9パーツに機体を分離でき、そ頭部以外それぞれが攻撃可能。
回避や拘束から逃げたりと、もうなんでもあり。