ガンダムのコミック版は、全然手を出したことがないです。
オリジンもコミック版ではなくOVAで見ています。
どうもコミック版はイラストのタッチが苦手なものが多くあまり読む気にならないのが一番の理由。
そんな中『虹にのれなかった男』はイラストのタッチも気にならず読めました。
虹にのれなかった男 主役はあの名脇役ブライト・ノア
そもそも。この『虹にのれなかった男』に興味を持ったのは、ブライト・ノアの視点のストーリーという点。
amazonレビューも悪くない。
物語は逆襲のシャアでアムロが消息不明となった後の話。
ブライトが査問会議(ある組織に所属する人物が、組織の秩序を乱すような行為を行った場合か行った疑いがある場合、組織内でその人物を取り調べること)に召喚され、尋問をされながら初代ガンダムから、Z、ZZ、逆襲のシャアといった戦争の中でブライトが何を思っていたのかが描かれたコミックとなります。
物語のしょっぱなから、エヴェンゲリオンのゼーレ会議みたいな展開でちょっと白けましたが、初代ガンダムからからユニコーンガンダムまで見た事がある方なら、どんどん読んでいきたくなる展開です。
モビルスーツでの戦闘や、コロニーレーザー発射など派手な展開はなくブライトへの質疑応答が淡々と続いていきます。
初代ガンダムから、逆襲のシャア、ユニコーンガンダムそれぞれブライトが関わるなシーンで、ブライトの葛藤を見る事ができます。
また、カムランさんやハサウェイのその後についても触れられています。
虹にのれなかった男とういうタイトル設定
もっとしっくりくるタイトルもあるんじゃなかろうかとも思いましたが、最後まで読むとそのタイトルの意味もわかります。
『機動戦士ガンダムユニコーン』の福井晴敏氏が関わっているため、UCへの繋ぎの話としてもスムーズです。
発売時の帯には、以下のように作品について書かれています。
その男、ブライト・ノア。
今だから語られる真実がある!!
あの1stガンダムからZガンダム、ガンダムZZ、逆襲のシャア…そしてガンダムUCまで、名艦長ブライトの心情を「機動戦士ガンダムUC」の福井晴敏が自らシナリオを手掛けた完全オリジナル新作!
こういったサイドストーリー、スピンオフ作品は、他の人の評価や感想でどうのこうのいう物ではないので、「こういう考えもあるのかな」程度で楽しんで読めれば良いかなと思いました。
Kindle版もあったのでamazonからKindle版を購入しました。