ドムはガンダムに登場するモビルスーツで、ザクと同じように様々なバリエーションが展開されています。
ザクに続きドムを見てみましょう。
画像:4Gamer.net
プロトタイプドム
ドム試作実験機。
2機が製造されて、そのうちの1機はフレデリック・クランベリー大佐が搭乗しキャリフォルニア・ベースにて稼動実験が行なわれた。
ドム
ガンダムに登場したザクに次ぐ量産機。
初登場は、『機動戦士ガンダム』第24話でジェットストリームアタックの黒い三連星が搭乗した『ドム』。
後に宇宙用に改修され『リック・ドム』が登場するが、放送当時は通常のドムとの外観的差異はつけられていない。
画像:Gundam Wikia
このプラモデルは、パーツの互換性がありリックドムとドムの両方造れるようになっています。
リック・ドム
ジオン公国軍が、ザクだけだとやっぱつれえっす。ってことで陸戦用にプロトタイプドムを経てドムが開発された。その後、ドムを宇宙用に改修したのがリックドムです。改装機とは思えないほどの適応があり、一年戦争末期のジオン公国軍の宇宙戦力となる。
端的に言うと地上用がドム、宇宙用がリックドムですな。
リック・ドムⅡ
初登場は『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』。
ザクⅡ改に目が行きますが、このリックドムⅡも初登場なのです。
他にも『機動戦士ガンダム0083』でガトーの部下カリウス、『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』のギー・ヘルムートが搭乗している。
急遽宇宙用に改修されたリック・ドムと違って、初めから空間戦闘用として開発され装甲及びフォルムは空気抵抗を度外視した平面的なものへと変更されている。ドライセンのベースとなる機体でもある。
ドム・グロウスバイル
ゲーム『SDガンダム GGENERATION ギャザービート』が初登場。
グロウスバイルはドイツ語で大ナタの意。
ドム本体に匹敵するほど巨大なスラスター付きヒートサーベルと小型のヒートナイフのみを装備し、射撃武器は一切搭載していない漢らしい機体。
画像:NAVER まとめ
ドワス
『一年戦争末期に開発されたドムの最終生産型』と言われているが、いかんせん資料がないため設定上ふわふわした立ち位置のドム。その後、公式WEB企画『アナハイム・ラボラトリー・ログ』にドワス改が登場したことでドワスとしての存在も確率された。
画像はドワス改です。
画像:Zeonic
プラモデル『フルカラーモデル リック・ドム』の組立説明書の挿絵に(背面のみ)描かれた、リック・ドムの最終生産型。
リック・ドムⅡに続いて高機動戦闘を目的として開発された機体で、大型化したバックパックと刀状のヒートサーベルを持ち、リアスカートの上面にはスラスターが増設されて、頭部にはバルカン砲のようなパーツが描かれている。少数が生産されたが、実戦をほとんど経験せずに終戦を迎えた。残存機はアクシズへの移送後、ドワス改に改修された。元々リック・ディアスの開発母体として扱われていたが、サンライズ発の公式企画で下記のドワス改が設定されたことで、開発母体が通常のドワスからドワス改に変更された。
雑誌「MJ(模型情報)」で連載されたメカニックデザイン企画『F.M.S』では、ドワス・デザートという同名の系列機が登場している。引用:リック・ドム – Wikipedia
ドム・フュンフ
『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』で設定上存在する機体。
「ドム・トローペン」、ベースとなった機体に「ドム・フュンフ」というのが存在したという設定があるらしい。
『ガンダム0083』に一瞬登場している機体がフュンフらしいが、詳細は不明となっている。
画像:機動戦士ガンダム0083
第1話冒頭でアナベル・ガトーがエギーユ・デラーズから借りようとしたグワデン配備の赤いドムこそがドム・フュンフであるという見解があり、これはドム・トローペンのプラモデル付属の解説書で「フュンフがグワデンに配備されていた」という旨の記述によるものである。しかし、小説版では「09R(リック・ドム)」との描写があり、さらにカードゲームなどで「試作型リック・ドム(エギーユ・デラーズ専用機)」という機体が設定されたため、今日では別機体との見方もある。引用:ドム – Wikipedia
ドム・トロピカルテストタイプ
『MSV(モビルスーツバリエーション)』に登場。プロトタイプドム2号機を基にして開発した熱帯・砂漠戦用機。
アリゾナでのスカラベ部隊によるテストの後、正式採用された。
画像:NAVER まとめ
amazonリンクは、プレモデルではなく『FIX FIGURATION』シリーズのトロピカルテストタイプです。
ドム・トローペン
トローペンはドイツ語で『熱帯』という意味で、熱帯用ドムということです。
陸戦用のドムやトロピカルテストタイプの運用実績をもとに改良された、砂漠・熱帯用の機体。
『ガンダム0083』で連邦軍が鹵獲・使用していたザクをみて、パイロットのゲイリーが「連邦に降ったのか…その姿は忍びん」と共に一刀両断するシーンは有名。
画像:機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
ドム・トローペンは、『ガンダムUC エピソード4』のトリントン襲撃時、ジオン残党の中に登場しています。
画像:ガンダムUC
デザート・ドム
ゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場。OMS-09RF RFドムの熱帯仕様。
砂漠という過酷な自然環境での戦闘を目的に開発されたオールズモビルの機体。脚部の出力の向上により高速移動が可能となった。胸部拡散メガ粒子砲は1基になっている。
ドム・バインニヒツ
ゲーム『SDガンダムGジェネレーションギャザービート WS(ワンダースワン)』に登場した機体。
ジオン本国防衛のために試作されたという設定。
画像:機動戦士ガンダム「ジオン軍の格納庫」
ドワッジ
ドムシリーズの最終量産型で『機動戦士ガンダムΖΖ』、『機動戦士ガンダムUC』に登場。
ジオン公国軍の量産型陸戦用重MS。後にネオ・ジオンやアフリカ解放戦線でも運用された。なお、劇中では後述のドワッジ改も含め、一括して「ドム」と呼称される。
ジオン公国軍の重モビルスーツ、MS-09ドムの最終生産仕様機。
戦後に各種の改修を受け、第二世代モビルスーツに準じる規格にアップデートされた。
画像:機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096
ドワッジ改
『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する、旧ジオン軍残党ロンメル部隊の陸戦用重MS。
ジオン公国時代にドムのバリエーションのひとつとして開発された旧世代のMSドワッジを、エースパイロット用に改修した機体。旧ジオン軍残党・ロンメル部隊のデザート・ロンメル中佐が搭乗。
ドライセン
一年戦争時の重モビルスーツ「ドム」の設計思想を受け継ぎ、ネオ・ジオンが開発した後継機。
ドム系列の最終発展型に位置する機体であり、多機能・高性能化を推し進めた他のネオ・ジオン製モビルスーツと比較してオーソドックスな機体仕様を持ち、高い耐久性と機動性を両立しており、その特性からパイロットから篤い信頼を得た為、第一次ネオ・ジオン抗争中盤以降は同軍の主力機としてのポジションを確実なものとした。
画像:りんごのブログ園
『ガンダムUC』でも登場しており、袖付きによって機体の一部に改修を加え戦線で運用された。
画像:機動戦士ガンダムユニコーン
主なパイロットはオウギュスト・ギダン、ラカン・ダカラン、グレミー・トト、サミュ、テルス、バーン・フィクゼス等。
なお、バーン機はドムに倣ったカラーリングを施された上で運用されている。
シャア専用 リック・ドム
機体は用意されていたものの、実際にシャアは搭乗してはいない。赤くカラーリングされ、ビーム・バズーカーを装備したリック・ドムが戦場で多くの連邦軍パイロットによって目撃されたが、誰が乗っていたのか未だに明らかになっていない。
アナベル・ガトー専用リック・ドム
ゲーム『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』の「エースパイロットモード」、『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』のシナリオ「ミッシングリンク」、および漫画『MSV-R 虹霓のシン・マツナガ』に登場。ソロモンでの撤退戦においてアナベル・ガトー大尉が搭乗し、パーソナル・カラーの青と緑に塗装されている。
ドズル・ザビ専用リック・ドム
メカニックデザイン企画『MSV-R』に登場。ドズル・ザビ中将のためにリック・ドムの初期生産型通算100号機をカスタマイズした機体。
ザクⅡ(ドズル・ザビ専用機)と同様にコックピットを改修し、機体の縁に金色のエングレービングが施され、胸部上部の左右と両手の甲に3本ずつのスパイクが装着されている。エングレービングはドズルの趣味ではなくある技術士官の発案であるとされる(ザクIIのエングレービングも同士官の発案であった)。
ドズル自身の要望によりヒート・サーベルに替えてザクⅡで使用していた専用ヒートホークを背面に装備している。宇宙世紀0079年末に行なわれた観兵式に参加している。