ガンダム 木星の役割と木星船団公社について調べてみた

ジオン軍のヘリウム船団

ガンダムシリーズにちょいちょい登場する木星。
初代ガンダム木星帰りの男シャリア・ブル。Zガンダムの木星帰りの男パプテマス・シロッコ。ハマーンの反乱がひと段落し木星へ向かう事になるガンダムZZパイロット ジュドーアーシタ。連邦軍を除隊しジュドーと共に木星へ向かうルー・ルカ。そして、ザンスカール帝国を興すフォンセ・カガチ。
と、あらためて見てみると、結構主要な人物が木星に関わる事に気が付きます。

そんな木星がガンダムの世界でどういった役割を持っているのか調べてみました。
画像:MS ERA0099

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ガンダムワールドでの木星の役割

ガンダムで最初に木星について触れられるのは、シャリア・ブルの登場時です(たぶん)。シャリアブルは、木星帰りの男として登場し、『ヘリウム3』を地球圏へ持ち帰ってくる木星船団に属していたことが分かります。

この『ヘリウム3』が非常に重要な物質で、ガンダムやザクといったモビルスーツから、戦艦に搭載される核融合炉に使用されるため、宇宙世紀のガンダムワールドを根本から支える物質なのである。

そしてこの『ヘリウム3』は木星からのみ採取可能なのだ!ばばーん。知らんかった。。。
一応、地球圏でも採取可能ではあるが、かなり微量の様子。

しかし、これでガンダムワールドにとって木星が非常に重要な惑星となるか理解できました。

木星船団公社とは

ガンダムZZの最終話でジュドー、ルーと共に木星圏へ旅立つわけですが、その船団が木星船団公社。
「公社」の名の通り、設立は地球連邦政府によるものだが、一年戦争(宇宙世紀0079年)前にはすでに独立してNGO(非政府組織:non-governmental organizations)となっているようです。

この木星船団公社は、さきの『ヘリウム3』を運送するための公社で地球圏と木星を片道2年、往復4年をかけて『ヘリウム3』を運送します。
そのため、連邦もジオンも関係なく不可侵の組織として保護する必要があると南極条約で約定が結ばれています(船団を中立としたのは地球連邦とジオン公国が別個に船団を持ってるため )。

また、NGOのためあらゆる組織に対して中立であり、地球圏最大の複合企業であるアナハイム・エレクトロニクスでさえも、繋がりを持つことはできなかったようですが、本当かしら。後付けで木星と裏のコネクションとかあったりしそうだが。

木星船団公社とジュピトリス

当初は4年という長期間を星間航行し続けるため、広大な重力ブロックを有するジュピトリス級(搭乗居住者数・約500人程度?)の超大型輸送艦(全長2.2km)を(複数隻)所有、運用している。

ジュピトリス画像:ガンダペディア

その航行は極めて過酷で乗員となるには心身ともに厳しいテストに合格せねばならなかった模様。そのため、優秀な人材も多かったのかしら(ただ、おそらく艦の管理や整備などは優秀な人材で、作業用の奴隷みたいな立場の人もいただろうけど)。
星間航行を経験した「木星帰り」には、特殊な能力に目覚めたものや(シャリア・ブル、シロッコ)、独自の思想(カガチ、ドゥガチ)に行き着いたものも少なくない。

超大型輸送艦ジュピトリス

ジュピトリス、そうあの木星帰りの男 パプテマス・シロッコの母艦ともなった超大型輸送艦です。
ジュピトリス内部は広大でMSの製造も可能な区画もありそこで、メッサーラ、パラス・アテネ、ボリノーク・サマーン、ジ・Oは製造されています。これらの機体は木星の高重力下での運用を前提とした設計となっている。

ジュピトリスのモビルスーツ画像:機動戦士Ζガンダム

中立のはずの木星船団だが・・・

シロッコ(地球連邦政府の木星資源採掘船ジュピトリスの責任者)のジュピトリスは、グリプス戦役が勃発したのとほぼ同時に地球圏に帰還し、ティターンズ側についており「あれ、木星船団って中立じゃないの?」と思ってしまうが、シロッコも思惑があり、以前からティターンズ側とやり取りしてうまい具合に取り入っていたのかな。

ただ、その後もシロッコが母艦として使用(その後、轟沈)したりとかなり目立った事をしたわけだが、木星団公社に対してエゥーゴからの制裁、公社自身が内部制裁などは無かったようで、大人な事情があるのかなと。もしくは、設定上の粗の可能性も十分あるけれども。

そして、新造艦ジュピトリス2にはジュドーとルルーが乗艦するわけです。

木星帝国とクロスボーンガンダム

木星船団が木星へ渡りヘリウム3を採取して還ってくるわけでなく、木星にもコロニーが存在しています。

木星コロニーは地球連邦の一組織である「木星公社」の管理下にあるというのが建前であったが、地球連邦の目が届かず、あらゆる資源に限りのある過酷な環境である木星では、いつしか住みやすい環境である地球への羨望意識と指導者であるクラックス・ドゥガチの命令を絶対のものとする独裁体制が成立。自分たちを辺境の地に追いやった地球圏の人々から地球を取り戻すという目的の下、軍事国家となっていた。
引用:木星帝国 – Wikipedia

この状況を土壌にした漫画が『クロスボーンガンダム』です。正直、イラストが苦手で読んでいないですが読んでみようかなあ。。。
ちなみに、クロスボーンガンダムに登場する木星船団は、木星帝国の船団なので別ものです。

木星帝国、クロスボーンガンダムについては膨大になるのでまた別の機会に。

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