一年戦争終結がU.C.0080年、その後のZガンダムがU.C.0087年。
7年の月日を経てガンダムはどいった進化を遂げたのか。
というか、Zガンダムみていて「Mk-Ⅱって、どれくらいガンダムから進化したのかなあ」と漠然と思ったので調べようと思いました。
このブログで初めてこういう方向の事を調べることになったなあ。数字系のは難しす。
至らぬ点多いかもしれませんがご了承を。
画像:【PS4】GUNDAM VERSUS(ガンダムバーサス)
ガンダムからガンダムMk-Ⅱへの進化
ガンダムのスペックとMk-Ⅱのスペックを比較し、どういった変化があったか見てみたいと思います。
数値については『ガンダム (架空の兵器) – Wikipedia、ガンダムMk-II – Wikipedia』からの引用となります。
ガンダム | ガンダムMk-Ⅱ | |
---|---|---|
型式番号 | RX-78-2 | RX-178 |
頭頂高 | 18.0m | 18.5m |
本体重量 | 43.4t | 33.4t |
全備重量 | 60.0t | 54.1t |
装甲材質 | 超硬合金ルナ・チタニウム | チタン合金セラミック複合材 |
出力 | 1,380kW | 1,930kW |
推力 | 24,000kg×2、3,750kg×2 総推力55,500k |
20,300kg×4 総推力81,200kg |
センサー有効半径 | 5,700m | 11,300m |
武装 |
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ガンダムとMk-Ⅱの形式番号について
ガンダム話で避けて通れない形式番号。形式番号については、比較しようもないので知識として調べた。ガンダムはRX-78-2、ガンダムMk-ⅡはRX-178。
裏設定は抜きで、ガンダムワールド設定として『Rが「連邦軍のMS」、Xが「試作機」、78が「開発コード番号(製造年号、もしくは製造拠点)」、末尾の2が「仕様番号」』というのが、後付けながら認知されているようです。
ガンダムは「連邦軍の試作機で78年製の2号機」、ガンダムMk-Ⅱは「連邦軍の試作機でグリプス製造の8番目」となるのかしら。
ちなみに、開発基地コードは
10:グラナダ
11:ルナⅡ
12:コンペイ島(旧名ソロモン)
13:旧ア・バオア・クー
14:ペズン
15:ニューギニア
16:キリマンジャロ
17:グリプス
18:ジャブロー(連邦軍本部)
19:ジャブロー(連邦軍基地)
といった感じのようです。
このままいくと深みにはまるので、ざっくりこんな感じかというところで終了。
頭頂高について比較
単純に0.5m大きくなったよって事ですね。
ガンダムの大きさの変異は『ガンダムの大きさ全31体の比較』にまとめているので、興味があれば。
本体重量と全備重量の比較について
本体重量、全備重量どちらも重さについてなのでまとめて。
本体重量は言葉のままガンダム本体のみの重さ。全備重量は武器や燃料など戦闘可能な状態での重量の事。知らなかった。。。その場合、武器はその機体の基本兵装ってことかしらね。
で、この重量をみるとあら不思議ガンダムMk-Ⅱの方が軽くなっています。これは何で?
どうやら、この7年間でモビルスーツの構造変化があったようです。
ムーバブルフレームです。ほう。
ガンダムMk-Ⅱは、初めて全身にムーバブルフレームを採用した機体。一年戦争時は防御力が高いことが優位性になっていましたが、ビーム兵器が主流になり防御力よりも回避力を上げようという流れになったようです。そこで考えられたのがムーバブルフレーム。
画像:Enjoy Play ♪
「単独で稼働が可能なフレームに、装甲を“着せる”」という考えで、骨組みを作ってそこをカバーするように装甲を取り付けるって感じですかね。
ただ、ムーバブルフレームにしたから軽くなった!って事だけではなく装甲素材の違いもあるかと。
フレームについても深みにはまりそうなので、ここまでとします。
ちなみにガンダムは、外骨格(モノコック構造)設計で、装甲そのものが骨格として機体を支える構造で運動効率が落ちる問題があった。
装甲の比較
ガンダムは、超硬合金ルナ・チタニウム。ガンダムMk-Ⅱはチタン合金セラミック複合材。
強度としてみた場合、ガンダムの超硬合金ルナ・チタニウムの方が優れています。ガンダムMk-Ⅱってガンダムと同じ素材じゃないんですかー。
記憶にガンダムって『ガンダリウム合金』ってのがあったと記憶していましたが、ガンダリウム合金など装甲素材についてはまた別の機会に。これも沼っぽい。
ガンダムとガンダムMk-Ⅱの出力比較について
ガンダム1,380kW、ガンダムMk-Ⅱ1,930kWでほぼ1.4倍ってとこです。
まあ技術の進歩で性能がアップしたといったところでしょうか。
画像:機動戦士Zガンダム
出力についてお話。
出力はジェネレーター(発電機)が1秒間に発生する電力。そのためガンダムが動くためには1,380kwのエネルギーが必要です。
40型のテレビはおおよそ120wくらいとした場合、1,380,000÷120=11,500。
11,500台の40型テレビと同じって事かしら。
ガンダムとガンダムMk-Ⅱの推力について
単純に重たいものを押し上げる力ってところですかね。
そのため推力が高くとも、機体自体が重たいと鈍足になるわけですな。
画像:機動戦士Zガンダム
ガンダム総推力55,500k、ガンダムMk-Ⅱ総推力81,200kg。
こちらも出力と同じで技術の進歩の恩恵ですかね。単純にスラスターの増設もあるのかしら。
センサー有効半径
ガンダム5,700m、ガンダムMk-Ⅱ11,300mと1.98倍くらい。
索敵、通信時に影響するのかしら。いまいちわからない項目です。
ガンダムとガンダムMk-Ⅱの武装
最後にガンダム、ガンダムMk-Ⅱに共通している武器を比較してみます。
ビーム・サーベル
- ガンダム
- ビームを先端に集中さビームジャベリンにすることが可能になっている。 出力は不明。
画像:機動戦士ガンダムのモビルスーツの性能は? - ガンダムMk-Ⅱ
- 出力0.45MWでグリプス戦役時としては高出力の部類。
ビーム・ライフル
- ガンダム
- 出力1.9MW。この威力を目の当たりにしたシャアは「戦艦のビーム砲に匹敵する」と言っている。画像:アニヲタWiki(仮)
- ガンダムMk-Ⅱ
- モード変更によって出力調節が可能でエネルギーパックを採用している。弾数は通常出力2.6MWで7発、最大出力6.07MWで3発撃てる。って少ない!
ハイパーバズーカ
- ガンダム
- ガンダムのハイパーバズーカは装弾数5発。肩掛け(あるいは腰溜め)発砲型の380mm実体弾兵器。ア・バオア・クーの最終決戦では2砲担いで出撃している。
- ガンダムMk-Ⅱ
- 一年戦争時のものとは違いマガジンがカートリッジ式になっているため、継戦能力が向上しており、通常弾と散弾の撃ち分けが可能。画像:GUNDAM.LOG
バルカン
頭部バルカンっているの?威力は?弾数の積載問題など、なかなかに奥が深いガンダムのバルカン。
- ガンダム
- 頭部に装備される60mm口径の機関砲。弾数は片側50発(画像だと60発っぽいけども)。ちなみにオリジン(映像)版だと後頭部から装填する想定となっている。画像:ロボットニュース
- ガンダムMk-Ⅱ
- メンテナンスの利便性やバルカン以外のユニットにも付け替えられるよう内蔵型から外付けオプションとされた。口径はガンダムと同じ60mm。
画像:アキバ総研
シールド
- ガンダム
- 機体装甲と同じルナ・チタニウム合金で作られた大型のシールド。大気圏の摩擦熱にも耐えられる。画像:にわかガノタのしがないブログ
- ガンダムMk-Ⅱ
- 表面に耐ビームコーティングが施されており、ビームライフルの直撃にも数発程度ならば耐えられる。また背面にミサイルランチャーを装備する事も可能で、予備のEパックを2つ収納できる。って予備弾など携帯しているシールドとしてどうなん?画像:ガンダムまとめ速報
ガンダムとガンダムMk2を比較してみて
いざ比較してみて感じたことは、ガンダムから7年後という時代背景にあわせ、かつ機動兵器としての整合性、設定のバランスをとりながら作られたんだなーと思いました。
そしてガンダムMk-2がゲームでそれほど強い機体として扱われない事が理解できました。